Synologyが新しい8ベイNAS「DS1821+」を発表

Synology は、大容量かつ高性能なデータ管理とストレージ向けに設計された次世代の 8 ベイ NAS、949.99 ドルの DS1821+ を発表しました。 

Synologyプロダクトマネージャーのジュリアン・チェン氏によると、DS1821+はクアッドコアAMD Ryzenプロセッサを搭載しており、Intelの前身モデルと比較して2倍以上の演算能力を実現しています。これにより、Synology Drive、Surveillance Station、Momentsなどのアプリケーションでパフォーマンスと応答速度が向上します。チェン氏に
よると、2基のSynology SNV3400 NVMe SSDキャッシュドライブを内蔵しているため、頻繁にアクセスされるデータのスループット性能が最大20倍向上します。ネットワーク性能をさらに向上させるには、オプションのPCIe 10GbE NIC2を装着することで、シーケンシャルリードで2312.97 MB/秒以上、シーケンシャルライトで1149.89 MB/秒以上の速度を実現できます。

DS1821+ は 8 つのドライブベイを備え、拡張ユニットを使用することで 18 まで拡張できます。Synology DiskStation Manager (DSM) を搭載した Synology Hybrid Raid (SHR) では、標準の RAID アレイに加え、奇数サイズのドライブを使用してアレイを作成し、アレイのストレージ ポテンシャルを最大限に引き出すことができます。これにより、同じ容量のドライブのみをインストールするという事前のコミットメントを必要とせず、古いドライブを修理できます。DSM
では、デバイスのセットアップ後にストレージ容量をアップグレードする手段も提供されます。新しいドライブを追加してアレイを拡張できます。RAID オプションも同様に、低い保護レベルから高い保護レベル、たとえば SHR-1 (1 ドライブ冗長性) から SHR-2 (2 ドライブ冗長性) にアップグレードできます。

IT インフラストラクチャを保護するために、Active Backup Suite では、Windows および Linux ベースの PC とサーバー、VMware および Hyper-V ハイパーバイザー上の仮想マシン、さらに Google Workspace および Microsoft 365 SaaS プラットフォームからの集中バックアップが可能です。 

スナップショットレプリケーションは、スケジュール設定可能なポイントインタイムリカバリポイントを作成し、共有フォルダとiSCSI LUNの両方において、意図しないファイル編集やランサムウェアによる暗号化をロールバックする手段を提供します。Synology Hyper Backupは、スケジュール設定可能な保護機能を提供し、別のSynology NAS、USBドライブ、Synology C2クラウドストレージ、その他のパブリッククラウドプロバイダーにデータをバックアップします。