アップルのヘルステック部門のディレクターがCiitizenという新しいスタートアップを設立

Gliimpseの元創業者、アニル・セティ氏がAppleのヘルステック部門を離れ、Ciitizenという新たなスタートアップ企業を設立する。セティ氏は2016年に同チームのディレクターに就任した。

CNBCによると、彼は妹のタニアさんのがん闘病を支援するために数ヶ月の休暇を取り、9月11日に亡くなる前に、重病の患者を助けるために何かをすると約束していたという。(添付写真には、彼と妹が一緒に写っている。)Ciitizenは、患者がゲノム情報、検査結果、倫理的な遺言、事前指示書などの情報を入手・共有できるよう支援する。

Appleは昨年、Gliimpseを買収しました。同社はユーザーの健康データを「Gliimpses(グリンプス)」として提供しています。ユーザーがウェブポータルから医療データを収集し、それを整理して共有・理解できる健康ストーリーへと昇華させる支援を行っています。 

セティ氏は妹の介護に専念するため、数ヶ月間Appleを休職していました。CNBCによると、セティ氏がGliimpseで目指していたことの一つは、妹の検査結果やカルテなどの医療情報を集約することだったそうです。 

彼は現在、アップルのヘルスケアチームに復帰しないことに決め、代わりに「シイチズン」という新しい会社を立ち上げている。この会社は、タニアのような人々がゲノム、検査、倫理的な遺言、事前指示などに関する情報をより簡単に入手し、要請に応じて研究者と共有できるようにすることに注力している。