レポートによると、HomePodは世界のスマートスピーカー市場の6%を占めている

Strategy Analyticsの最新予測によると、Amazon AlexaとGoogle Assistantプラットフォームは、今年の世界のスマートスピーカー市場でほぼ同等のシェアを占める見込みです。レポートによると、AppleのSiri搭載HomePodは市場シェアがわずか6%と大きく遅れをとっていますが、「成長の余地は十分にある」とのことです。

Amazon Alexaの売上シェアは2018年に37.7%でしたが、2019年には31.7%に低下する見込みです。一方、Google Assistantのシェアは30.3%から31.4%に上昇する見込みです。スマートスピーカー全体の世界販売台数は今年、1億3,500万台に達すると予想されており、成長率は57%です。 

残りの売上は、AppleのSiri、AlibabaのAli Genie、BaiduのDuer OS、XiaomiのXiao AIなど、10以上の音声認識OSプラットフォームで分配される予定です。レポートでは、Google Assistant搭載スマートスピーカーの世界販売台数が2020年に初めてAmazon Alexaデバイスを上回ると予測されています。

「現時点では、スマートスピーカーがスマートフォン事業のデュアルプラットフォーム構造を模倣する兆候はほとんど見られません」と、ストラテジー・アナリティクスのバイスプレジデント兼主席アナリスト、デビッド・マーサー氏は述べています。「Amazon AlexaとGoogle Assistantはそれぞれ、1億人を超えるスマートスピーカーユーザーという強力なグローバル基盤を築くでしょうが、Appleや中国のインターネット企業といったライバル企業にも十分な余地が残されています。」