アップルの製造パートナーはインドのPLI制度の恩恵を受けようとしている

TNWの報道によると、インド政府は、AppleとSamsungの製造パートナーであるFoxconn、Winston、Pegatronが、この制度の恩恵を受けるための5年間の承認を得たと発表した。生産連動インセンティブ制度(PLI)の下、携帯電話メーカーは15,000ルピー(約205米ドル)以上のデバイスに対して4~6%の恩恵を受けることができる。

政府は、今後5年間でこれらの国際企業がインドで900兆ルピー(1226億ドル)相当の携帯電話を生産すると見込んでいる。また、マイクロマックスやラバなどの国内メーカーの申請も承認し、1250兆ルピー(170億ドル)相当の携帯電話を生産すると見込まれている。当局はまた、これらの生産量の60%が輸出に回されると述べている。

調査会社カウンターポイントのアナリスト、プラチル・シン氏はTNWに対し、AppleとSamsungはこの計画から大きな恩恵を受けるだろうと述べ、「米中貿易戦争後、Appleは製造拠点の多様化を模索してきた。このPLIスキームは、中国拠点への依存を減らす上で役立つだろう」と付け加えた。

インド政府は5月、主にアップルが反対していた中国と韓国から持ち込まれる設備や機械の評価を含む「物議を醸す」条項を削除し、このテクノロジー大手や他の企業がPLIスキームを利用して現地生産をより大規模に展開する道を開いた。

アップルは過去に、インド政府がiPhoneとその部品の生産拠点となることを望むのであれば、サプライヤーへの税制優遇措置を拡大するよう要請したことがある。政府関係者は、この要請に応えるには、他のデバイスメーカーにも公平に適用される新たな政策が必要だと述べている。