Digital Heavenは、Mac用の自動文字起こしツール「SpeedScriber」をリリースしました。Digital Heavenの創設者であるマーティン・ベイカー氏によると、60分のファイルは通常10分以内で文字起こしできるとのことです。
トランスクリプトはアプリ内で確認・編集でき、印刷したり、プロ仕様のビデオ編集アプリとの連携を含む複数のフォーマットにエクスポートしたりできます。トランスクリプト作成にはファイル内の音声のみが必要なため、インポートされたメディアファイルはすべてモノラル音声のみのファイルに変換されてからアップロードされます。アップロード後、ファイルはDigital Heavenのクラウドベースサーバーで並行処理され、トランスクリプトデータがMacアプリにダウンロードされます。

メディアファイルの再生中に、現在の単語がリアルタイムでハイライト表示されるので、トランスクリプトを確認できます。発言者名をトランスクリプトの各セクションに割り当てることができ、識別しやすいように9色から選択できます。選択した単語の句読点はキー操作1つで変更でき、すべての編集コマンドにはキーボードショートカットが用意されています。トランスクリプトは印刷できるほか、PDF、プレーンテキスト、または字幕用のSubRip (.srt) 形式でエクスポートできます。
SpeedScriberは、macOS 10.11.5以降でMac App Storeから無料でダウンロードできます。SpeedScriberアカウントが必要です。アプリ内でアカウントを作成すると、新規アカウントに15分間の無料文字起こし時間が追加されます。追加の文字起こし時間は1分あたり0.50ドルからご購入いただけます。インポートされた各ファイルの再生時間は、文字起こしのために提出された際に、1分単位で切り上げられ、アカウント残高から差し引かれます。