IDC:Apple Watchは前年比52.4%の成長を記録

インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)のワールドワイド・クォータリー・ウェアラブル・デバイス・トラッカーによると、世界のウェアラブルデバイス市場は2017年第3四半期(3Q17)にさらなる前進を遂げ、総出荷台数は前年比7.3%増の2,630万台に達した。 

調査グループによると、Appleが最近Apple Watch Series 3でセルラー接続を導入したことが、ウェアラブルデバイスの売上と認知度の向上に貢献しているという。同社のスマートウォッチは前年比52.4%の成長を記録している。

IDCによると、市場全体が継続的な成長を示す一方で、ベーシックウェアラブル(サードパーティ製アプリケーションを実行できないデバイス)からスマートウェアラブル(サードパーティ製アプリケーションを実行できるデバイス)への移行が進んでいるという傾向も見られるという。Appleの業績は、四半期後半に製品刷新が行われたタイミングを反映しており、これは全体的な出荷量の増加にも表れている。Apple Watch 3の発売が販売台数を押し上げ、競合他社に対する優位性を維持するのに十分だったと、調査会社は述べている。 

「セルラー接続バージョンの導入は、今後購入希望者の関心を高めるはずです。また、セルラー対応機能(音声、データ、音楽ストリーミングなど)へのゆっくりとした意図的なアプローチにより、ユーザーはスマートフォンを使用しない体験に慣れる時間を持つことができます」とIDCは述べています。

調査グループによれば、Apple Watchは世界のウェアラブル市場において10.3%のシェアを占めており、XiaomiとFitbitはそれぞれ13.7%で並んでいる。