Mac OS X (10.7 以降) 用の Inpaint を使用すると、複雑なオブジェクトを削除しようとしない限り、写真から不要なオブジェクトを簡単に削除できます。

古い写真の修復、透かしの除去、不要なオブジェクトの削除、顔のデジタルレタッチ、日付スタンプの削除などに使用できます。透かしや日付スタンプといった小さくて単純なオブジェクトであれば問題なく機能します。より大きく複雑なオブジェクトを削除する必要があると、明らかに改ざんされた写真になってしまう可能性があります。
Inpaintの使い方は簡単です。ブラシのサイズを設定し、削除したいオブジェクトの周囲をペイントし、ペイントした輪郭をブラシを使って仮想ペイントで塗りつぶします。「Smart Remove Selection(選択範囲をスマートに削除)」の矢印ボタン(オーディオアプリの再生ボタンのようなボタン)を押すと、選択した画像が削除されます。Inpaintは、周囲の画像データから取得されたインテリジェントなテクスチャで、選択領域を塗りつぶします。

一度で期待通りの結果が得られなかった場合、Inpaint にはいくつかの代替ソリューションが用意されています。以下の方法があります。
- インペイントによって生成される境界領域を変更します。選択範囲の周囲に表示される8つのサイズ変更ハンドルのいずれかを使用して、インペイントによって生成される長方形領域を縮小または拡大します。
- すべてのオブジェクトを一度に削除するのではなく、各オブジェクトを個別に 1 つずつ選択して、スマート選択削除ボタンを適用してみてください。
- タスク ウィンドウの [最後の操作を元に戻す] 機能を使用して、変更内容を 1 ステップずつ元に戻し、削除するオブジェクトをより正確に選択してみます。
前述の通り、このアプリは簡単な除去作業にはおすすめです。より複雑な作業には、あまり適していません。Inpaintのシングルライセンスの価格は19.99ドルです。デモ版をダウンロードできます。
