Strategy Analytics の車載 UX (IVX) グループによる米国、西欧、中国の消費者を調査した新しいレポート「車載スマートフォンミラーリングに対する消費者の関心はほぼ普遍的」によると、Apple CarPlay、Android Auto、Baidu CarLife などのスマートフォンミラーリングシステムは、次の自動車を購入する際に「必須」だと感じる消費者が増えており、さらに、ほぼあらゆる妥当な価格帯でそれらの購入に喜んでお金を支払う意向があることがわかりました。

CarPlay は iPhone 5 以降のモデルと互換性があり、車のタッチスクリーンで iPhone インターフェイスを使用する簡単な方法を提供し、ユーザーは Siri 音声コントロールのほか、Apple マップ、Apple ミュージック、電話、メッセージ、さまざまなサードパーティ製アプリにアクセスできます。
Strategy Analyticsの調査によると、消費者はミラーリングソリューションを導入すると、組み込みシステムではなく、それらを利用する傾向が強いことが分かりました。同調査グループによると、ミラーリングソリューションへの関心の高まりは、あらゆる地域でインフォテインメント環境の断片化につながっています。さらに、最近導入されたインフォテインメント機能としては、スマートフォンのミラーリングシステムは消費者にとって非常に魅力的です。
「当社の調査では、消費者がインフォテインメントのニーズに合わせてCarPlayとAndroid Autoをすぐに導入する準備が整っていることが示唆されています。これは、アップグレードされたナビゲーションシステムを販売したい組み込みナビゲーションサプライヤーやOEMにとって、またしても悪いニュースです」と、レポート執筆者でシニアアナリストのデレク・ヴィータ氏は述べています。「また、これは機会損失を示しています。OEMはこれらのシステムを『標準装備』として搭載していますが、当社の調査では、消費者は実際には従来のナビゲーションオプションの価格であっても、これらのシステムを購入する意思があると示されています。」