IoTで成果:EcobeeとXcel Energyが「AC Rewards」で提携

企業も消費者も、「モノのインターネット(IoT)」の恩恵を受け始めています。少し前に、HomeKit対応でSiriと連携するスマートサーモスタット「Ecobee 3 Lite」のレビューを書きました。Ecobee 3 Liteは、快適な室温を保つだけでなく、電気代もさらに節約してくれるようになりました。Ecobeeは電力会社Xcel Energyと提携し、「AC Rewards」というプログラムを提供しています。このプログラムでは、電力需要の高い暑い夏の日に電力会社がサーモスタットを遠隔操作して電力負荷を軽減することができます。

このプログラムに登録するには、Ecobeeのサーモスタット4機種のいずれか、またはHoneywellのスマートサーモスタット3機種のいずれか(下図参照)と、Xcel Energyのサービスが必要です。登録(Xcel EnergyとEcobeeのアカウントパスワードが分かれば1分もかかりません)後、消費者は75ドルの登録ボーナスに加え、AC Rewardsプログラムへの登録を継続するごとに25ドルのボーナスを獲得できます。

これは、公共事業体やその他の組織がIoTを活用してピーク時の需要を緩和する将来的な方法を示唆している可能性があります。例えば、水道事業者がRachioのような企業と提携し、スマートスプリンクラーコントローラーを通じて水の使用量を制御するといったことも、全くあり得ないことではありません。 

Xcel Energy は、米国 8 州に顧客を持つ、投資家所有の公益事業持株会社です。