米中戦争により一部のアップル製品の価格が上昇する可能性

ドナルド・トランプ大統領が中国との貿易戦争を激化させると脅した後、アップルを含む米国株は4日連続で下落した。 

金曜日の取引で、このテクノロジー大手の株価は小幅下落し、午後の取引では一時1%下落したが、終値時点では下落幅は0.81%に縮小した。しかしながら、関税戦争の影響で、Apple Watch、AirPod、HomePod、Apple Pencilといった同社製品の価格が上昇する可能性もある。

トランプ大統領の最新の提案では、約2,000億ドル相当の中国からの輸入品に25%の関税が課される。アップルは米国当局に提出した書簡の中で、「これらの関税による懸念は、米国が最も大きな打撃を受け、米国の成長と競争力が低下し、米国消費者にとって価格が上昇することになる点だ」と述べた。

「リスクは現実のものであり、本格的な貿易戦争に近づいているという証拠が増えています」と、サンフランシスコに拠点を置くウェザービー・アセット・マネジメントの調査ディレクター、ボンソク・チェ氏はブルームバーグに語った。「貿易戦争は景気循環の転換を促す触媒に過ぎません。状況は急速に変化する可能性があります。ですから、もし多くの脅威が現実のものとなった場合、貿易戦争は急速に変化するでしょう。」