アナリスト:アップルとTSMCが新型アップルウォッチやARグラス向けパネルを開発中

DigiTimes Researchのシニアアナリスト、ルーク・リン氏によると、Appleはモバイルプロセッサの主要サプライヤーである台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)と提携し、Apple Watchや拡張現実(AR)ウェアラブルデバイスに搭載するためのシリコンベースバックプレーン上のマイクロLEDパネルを開発しているという。 

アップルはまた、TFTベースのバックプレーン上に大型マイクロLEDパネルを開発する別のプロジェクトにも取り組んでおり、MacBookよりもはるかに大型の製品に搭載する予定だとリン氏は付け加えた。アップルは小型アプリケーション向けに2種類のサイズのマイクロLEDパネルを準備しているとリン氏は予測している。1つは将来のApple Watch向けの1.3~1.4インチ、もう1つはARグラスなどのARウェアラブルデバイス向けの0.7~0.8インチだ。

アナリストは、Apple Watch用マイクロLEDパネルは2018年後半または2019年に量産開始される可能性があり、大型パネルは2019年以降に量産開始される可能性があるとリン氏は述べた。ARウェアラブルデバイス用パネルの量産スケジュールはまだ決まっていないと、アナリストは指摘している。

セラーズ・リサーチ・グループによると、リン氏のレポートは理にかなっているという。今秋の新型Apple Watchの発売はほぼ確実だ。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleはARグラスの開発に取り組んでいるのは間違いないが、2019年末までの発売は期待できない。