Apple は自社の検索エンジンの基盤として Bing の買収を検討すべきだろうか?

チャールズ・ムーア氏はかつて、 Technology Tellの論説記事で、AppleはMicrosoftからBing検索エンジンの買収を検討すべきだと述べていました。もちろん、Appleが独自の検索エンジンを開発しているという噂があるにもかかわらず、それは実現していません。

AppleがBingを買収したり、独自の検索エンジンを開発したりするとは思えません。しかし、そのアイデアは興味深いですね。

「アップルは、マイクロソフトが成功できなかった市場分野やカテゴリーで、大きな利益を上げることができることを何度も証明してきた」とムーア氏は記している。「マイクロソフトがBingを市場に投入した場合、アップルは名高い潤沢な資金力でBingを買収することに何の問題もないでしょう。既に優れた検索エンジンであるBingを、もしかしたら『iSearch』と改名して、アップルがどう展開していくのか、非常に興味深いところです。」 

デジタル世界の動向を測るcomScore(www.comscore.com)の最新データによると、Bingは米国で21.4%の市場シェアを獲得しました。Yahoo!の米国検索市場シェアは現在11.8%、Googleは65.6%です。

AppleがBingの買収を決断したのであれば、当初は利益が出ないとはいえ、悪くないスタートと言えるでしょう。実際、Bingは市場シェアを伸ばしているものの、発売当初からMicrosoftにとっては金食い虫でした。しかし、今年はBingが利益を生むと予想されています。

もちろん、これはMicrosoftが実際にBingを売却すると仮定した場合の話です。もしそうなら、Appleがそれを買収することはおそらくないでしょう。一方で、MicrosoftとGoogleは多くの分野で競合しているので、Bing/iSearchの可能性を完全に否定することはできません。


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