将来的には、「パペット」技術を使ってAppleのミー文字やアニ文字用の新しい絵文字を作成できるようになるかもしれません。このテクノロジー界の巨人は、「絵文字コンパペット」に関する特許(特許番号201803367166714)を取得しました。

絵文字とは、表情や感情を表す小さなグラフィックまたはアイコンです。例えば、笑顔は喜びを表し、キスは愛情を表します。メッセージングシステムのユーザーは、メッセージに絵文字を含めることで、その絵文字が伝える感情を表現することができます。絵文字には、ウィンクやキスなどの固定アニメーションが付いている場合があります。しかし、ユーザーは絵文字の固定アニメーションを変更することはできません。Appleはこれを変更したいと考えています。
この特許において、テクノロジー界の巨人は、一部のアニメーションおよび拡張現実(AR)システムが画像にオブジェクトを追加できることに言及しています。例えば、ARシステムは人物の写真に面白い鼻を追加したり、ユーザーなどある人物の写真を有名俳優や著名人などの別の人物の写真に変形させたりすることができます。
これらのシステムは通常、カメラ出力(RGBデータなど)を用いて人物の輪郭を判定し、モーフィングを行うためのデータを提供します。RGBデータのみを用いて深度情報を得ると、低照度環境では問題が生じる可能性があります。Appleは解決策があると考えています。
発明の概要は次のとおりです。「画像、深度、音声からの入力を用いて、パペット操作された絵文字の動画を生成するシステムおよび方法。入力は、ユーザーの表情、目、眉、口、頭の動きを捉えることができる。ユーザーが保持するポーズを検出し、それを用いて補助アニメーションを生成することができる。」
絵文字は、絵文字に関連付けられた物理的特性とキャプチャされた動きを使って、さらにアニメーション化することができます。例えば、犬の絵文字は、上下の動きや頭を振る動作に反応して耳を動かすことができます。この動画は、1人または複数の受信者にメッセージで送信できます。送信側デバイスは、受信者のコンピューターデバイスのハードウェアおよびソフトウェア機能に応じて、人形で操られた動画をレンダリングできます。