アップルが噂の「アップルグラス」に関する新たな特許を申請

Appleは、「ヘッドマウントディスプレイシステム」、言い換えれば、噂の「Apple Glasses」、つまり拡張現実/仮想現実/複合現実ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に関する新たな特許(番号20200310121)を申請した。

この特許出願は、現実世界の物体にコンピュータ生成画像を重ね合わせた拡張現実コンテンツを表示するHMDに関するものです。ディスプレイと光学系を用いて画像を作成し、ユーザーに提示することが可能です。 

Apple社によると、このようなシステムでは、注意を怠ると、ユーザーにコンテンツを表示するために使用されるコンポーネントが「見苦しく、かさばり、望ましいレベルの光学性能を発揮できない可能性がある」とのことです。Apple社は、Apple Glassesが快適で、可能な限り最高の画像を提供することを目指しています。

特許出願の概要は以下のとおりです。「ヘッドマウントディスプレイなどの電子機器は、画像を生成する表示システムを備えることができる。表示システムは、液晶オンシリコン画素アレイなどの1つまたは複数の画素アレイ(26-1、26-2)を備えることができる。表示システムからの画像は、入力結合システム(114X、114Y)によって導波路(116)に結合され、出力結合システム(120X、120Y)を使用して複数の画像平面で導波路から結合されることができる。入力および出力結合システムには、単一の結合システム、複数の結合システムのスタック、および複数の結合システムのタイル状アレイが含まれる。 

「波長多重化、偏光多重化、時分割多重化、異なる角度範囲の画像光による多重化、および/または調整可能なレンズ技術などの多重化技術を使用して、複数の画像平面でユーザーに画像を提示することができます。」

Apple Glassesに関しては、噂の信憑性にもよりますが、来年か2022年に登場予定です。ヘッドマウントディスプレイになるかもしれませんし、「普通の」メガネのようなデザインになるかもしれませんし、あるいは両方になるかもしれません。Apple GlassesはiPhoneに接続して動作させる必要があるかもしれませんし、そうでないかもしれません。他の噂では、Apple GlassesにはカスタムメイドのAppleチップと「rOS」(リアリティ・オペレーティングシステム)と呼ばれる専用オペレーティングシステムが搭載される可能性があると言われています。