Appleが新型iPhone 8、8 Plus、iPhone Xにワイヤレス充電機能を統合するというニュースを受けて、ワイヤレス充電ソリューションを提供するIntelとTechstarsが出資する企業ChargifiのCEO、Dan Bladen氏は次のように述べた。
「Appleの発表は、ワイヤレス充電の大量導入を促進するきっかけとなるでしょう」と彼は言います。「Wi-Fiが接続性にもたらした影響と同じように、ワイヤレス充電は電力供給に変化をもたらそうとしています。市場にはすでにワイヤレス充電機能を搭載したデバイスが数多く存在しますが、Appleが何かを発表すると、世界は注目し、競合他社も追随する傾向があります。」
ブレイデン氏はさらに、今日の消費者は手間のかからない体験だけでなく、利便性も求めており、ワイヤレス充電がデバイス充電の新たな標準になりつつあると付け加えた。デバイスを使うあらゆる行為の基盤は電力であることに変わりはないが、煩雑で非常に不便な電源ケーブルはそうではない。モバイル充電器を持ち歩くことは、インターネットに接続するためにイーサネットケーブルを接続するのと同じくらい時代遅れになるだろうとブレイデン氏は語る。
「このニュースにより、ワイヤレス充電業界にとってのビジネスチャンスはデバイス部門をはるかに超え、2020年までに126億ドル規模に成長すると予想されています」と彼は付け加えた。「自動車部門など、他の業界ではすでにこの兆候が見られます。メルセデスは、充電面上に駐車するだけで充電できるハイブリッドSクラスの販売を開始する予定です。フォードとBMWも同様の取り組みを行うと予想されています。ワイヤレス充電は、ドライバーが車から降りて充電ケーブルを差し込む必要がない自動運転車にとっても非常に重要になるでしょう。」
