Appleの次期iMac Pro(12月発売予定)には、AMD Radeon Pro Vegaカードが搭載されます。Frontier Editionであれば、このオールインワンモデルは、私の知る限り、最速のグラフィックカードを搭載することになります。Radeon Pro Vegaは、これまでのiMac GPUの3倍以上の速度を誇り、ダブルワイドグラフィックカードのパワーを1チップに凝縮しています。

新しい「非Pro」iMacは、最大5.5TFLOPSのパフォーマンスを実現するRadeon Pro 500シリーズグラフィックスを搭載しています。iMac Proに、高度なGPUメモリアーキテクチャの要となる高帯域幅キャッシュコントローラを搭載したPro Vegaカードが搭載されるのは当然と言えるでしょう。HBM2と組み合わせることで、Radeon Vega Frontier Editionは従来のGPUメモリの容量を256TBまで拡張し、ユーザーは膨大なデータセットを迅速に処理できるようになります。その結果、要求の厳しいデザイン、レンダリング、そして機械学習といったワークロードを容易に処理できるグラフィックカードが誕生しました。
AMDは5月にRadeon Vega Frontier Editionを発表しました。これはプロやワークステーション向けのハイエンドカードであり、必ずしもゲーマー向けではありません。AMDは、より安価でゲーム向けに最適化されたRadeon RX Vegaカードの登場を「もう少し」待つようゲーマーに勧めています。もしかしたら、iMac Proに搭載されるのは、そのカードかもしれません。