コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズは、9月28日終了の四半期におけるAppleに関する調査結果の分析を発表した。
調査グループによると、新型iPhone 11および11 Pro/Pro Maxは、Appleの第4四半期末の発売から2週間で、米国におけるiPhone販売の20%を占めた。iPhone XRは、同四半期の米国におけるiPhone販売の36%を占めた。

「iPhone 11は、新たに発売された3つのiPhoneモデルの売上の半分を占めました」と、CIRPのパートナー兼共同創業者であるジョシュ・ロウィッツ氏は述べています。「ラインナップで同様の位置付けとなり、多くの機能を共有しているiPhone XRと合わせると、この2つのモデルは、この四半期の米国におけるiPhone売上のほぼ半分を占めています。プレミアム価格のiPhone 11 ProとPro Maxモデルは合計で売上の10%を占め、同様の位置付けで最近販売が終了したiPhone XSとXS Maxを合わせると21%を占めています。iPhoneの顧客は、歴史的なフラッグシップ価格のスマートフォンへの関心が高く、新しい最上位モデルに高額を支払う人は少ないようです。」
CIRPは、米国におけるiPhoneの加重平均小売価格を783ドルと推定している。これは、2019年6月四半期の808ドルから下落し、2018年12月四半期の最高値839ドルからも下落している。
「米国の加重平均小売価格は引き続き下落傾向にあります」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるマイク・レビン氏は述べています。「私たちはこれを、Appleがもはや公表していない平均販売価格の代替指標として用いています。最も古く低価格のスマートフォンのシェアは以前とほぼ同じですが、iPhone XRと11が売上を独占し、より高価なXSとXS Max、そして11 Proと11 Pro Maxモデルが台頭しています。また、iPhone 11は昨年の発売時に、同様の位置付けだったiPhone XRよりも50ドル安くなっています。これは、通常、新製品は旧モデルよりも価格を上げるAppleにとって、変化を表しています。」
CIRPは、2019年7月から9月にかけてiPhone、iPad、Mac、またはApple Watchを購入した米国のApple顧客500人を対象にした調査に基づいて調査結果をまとめた。