Appleは、「合成グループセルフィーの生成」に関する特許(特許番号20190102924)を出願しました。合成グループセルフィーとは、複数のコンピューティングデバイスから取得した個々のセルフィーを1枚のグループ画像(例:合成グループセルフィー)に配置または合成したものです。
個々のセルフィー画像は、静止画、保存された動画、またはライブストリーミング画像のいずれかです。したがって、合成グループセルフィーは、静止画、保存された動画、またはライブストリーミング動画を組み合わせたものになります。コンピューティングデバイスは、個々のセルフィーを自動的に合成グループセルフィーに配置できます。
合成グループセルフィーは、個々のセルフィー画像を保存するマルチリソースオブジェクトとして保存できるため、合成グループセルフィーを作成したユーザーまたは合成グループセルフィーの受信者は、合成グループセルフィー内の個々のセルフィーの配置を変更できます。

Appleは特許出願において、通常、ユーザーが自画像を撮影またはキャプチャする際、前向きの画像センサーを備えたコンピューティングデバイス(スマートフォン、タブレットコンピュータなど)を腕の長さに合わせてユーザーに近づけ、前向きの画像センサーでユーザーの画像をキャプチャすると述べています。場合によっては、ユーザーは自撮り棒などのデバイスを使用して腕の範囲を広げ、前向きの画像キャプチャセンサーでより広い画像をキャプチャできるようにします。
例えば、個人セルフィーとは、ユーザーが画像撮影装置で撮影した画像であり、その画像にはユーザーが被写体として写り込んでいます。ユーザーが友人とのイベントを記念したい場合は、ユーザー自身と友人を画像に写し込んだグループセルフィーを撮影することができます。個人セルフィーの撮影は、ユーザー自身を画像撮影装置の視野内に配置すれば良いため簡単ですが、グループセルフィーの撮影は、ユーザー自身と友人を画像撮影装置の視野内に配置する必要があるため、はるかに困難です。Appleは、グループセルフィーをより簡単に撮影できる仕組みがあれば有益だと述べています。
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。