iOS、iPadOS、macOS、そしてウェブで利用可能となる「Appleでサインイン」は、月曜日に開催されたAppleの世界開発者会議(WWDC)で発表されました。しかし、Appleの要件の一つについて不満を抱く声も上がっています。そして、この巨大テック企業は開発者に対し、この機能を最優先で提供することを望んでいるのです。
App Store の開発者向けガイドラインによれば、「Facebook でサインイン」や「Google でサインイン」などのサードパーティのサインイン オプションを提供するすべてのアプリでこれが必須になる予定です。

ロイター通信によると、Appleはヒューマンインターフェースガイドラインの中で、開発者に対し「Appleでサインイン」を他のサインインオプションよりも上位に配置するよう「提案」しているとのことです。記事によると、Appleは自社ストアのアプリのようにウェブサイトの審査権限を有していないため、これは必須ではないとのことですが、Appleのガイドラインでは、Appleでサインインを使用する場合は最上位に配置するよう求めています。…そして多くの開発者は、Appleのガイドラインに従うことが承認を得るための最も確実な方法だと考えています。
Apple は開発者に対し、システム提供のアプリケーションプログラミングインターフェイスを使用して「Apple でサインイン」ボタンを作成すると、次のメリットが得られると伝えています。
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Apple が承認したタイトル、フォント、色、スタイルが確実に使用されるボタン。
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ボタンのスタイルを変更してもボタンの内容が理想的な比率を維持することを保証します。
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ボタンのタイトルをデバイスに設定されている言語に自動翻訳します。
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UI のスタイルに合わせてボタンの角の半径を構成するためのサポート。
「Apple でサインイン」には 2 種類のボタンがあります (画像参照)。