昨年、Ergonis Softwareはテキスト拡張機能「Typinator」の10周年を祝いました。Mac OS Xアプリケーション全体でテキストの自動入力とタイプミスの自動修正を行うこのツールは、以前から存在していましたが、今もなお欠かせない存在となっています。

Typinatorの最も便利な機能の一つは、正規表現に基づいた拡張を作成できることです。HTML拡張は、単なるHTMLコードを含むテキスト拡張ではなく、HTMLで記述できる独自の拡張形式です。HTML拡張は、Apple Mail、Microsoft Outlook、Airmail、Thunderbirdなどのリッチテキストメッセージをサポートするメールアプリケーションや、iCloudメールやGmailなどの多くのWebベースのメールサービスで役立ちます。
Typinatorのテキスト拡張は、インクルードメカニズムにより外部スクリプトを実行し、その結果を拡張に含めることができます。このツールは、AppleScript、Perl、PHP、Python、Ruby、そして任意のシェルスクリプト言語など、様々な言語で記述されたスクリプトをサポートしています。
Typinatorでは、セットとルールが並べて表示されるため、ルールの移動が容易になり、リストの下のボタンの意味も明確になります。このユーティリティには、英語、ドイツ語、フランス語の自動修正、二重大文字の修正、文の自動大文字化、下付き文字、上付き文字、インライン計算、クリップボード変換、HTML標準要素の100以上の略語を含むHTMLスニペットセットなど、組み込みの定義済みセットのリストなど、他にも便利な機能が付属しています。

Ergonisはバージョン6.7でソフトウェアをスクリプト対応にしました。これにより、AppleScriptまたはJavaScriptを介してTypinatorの多くの機能を制御できるようになります。Typinator 6.7では、拡張機能内でのスクリプトの使用範囲も拡大しました。スクリプトはコンパイルされた形式で保存できるようになりました。AppleScriptに加えて、JavaScriptでもスクリプトを記述できるようになりました。
Typinator 6.7はMac OS X 10.6以降が必要です。Ergonis Softwareのウェブサイトで、シングルユーザーライセンスを約32ドルで購入できます。最大5台のコンピュータにインストールできるファミリーパックは49ドルです。
Typinator は 10 年以上にわたって、Mac OS X で頻繁に使用されるテキストやグラフィックの挿入、入力エラーの自動修正のプロセスを自動化してきました。現在でも素晴らしい働きをしているので、今後 10 年も続くことを期待しています。
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