連邦通信委員会(FCC)のアジット・パイ委員長は、6GHz帯で無免許機器の運用を許可する規則案を公表した。この規則案により、1,200MHzの周波数帯域が無免許利用に利用可能となる。
免許不要機器は、既存の免許サービスとこの周波数帯域を共有することになります。この周波数帯域は、免許サービスを保護し、免許不要機器と免許サービスの両方がこの帯域で繁栄できるよう策定された規則の下で使用されます。委員長が作成した規則案は、4月23日に委員会で投票されます。

パイ氏は次のように述べています。「Wi-Fiルーターから家電製品まで、アメリカ人は免許不要帯域でインターネットに接続するデバイスの日常的な利用が爆発的に増加しています。この傾向は今後も続くでしょう。シスコは、2022年までに世界のモバイルデータトラフィックの約60%がWi-Fiにオフロードされると予測しています。このWi-Fi需要の増加に対応するため、FCCはこれまでで最も大胆な取り組みとして、6GHz帯全体を免許不要帯域で利用できるようにすることで、Wi-Fi帯域の供給量増加を目指しています。これにより、Wi-Fiに利用できる帯域は実質的に約5倍に増加します。これは、全国の消費者とイノベーターにとって大きなメリットとなるでしょう。これは、我が国のネットワーク容量拡大に向けた新たな一歩となるでしょう。そして、5Gを含む次世代ワイヤレス技術における我が国のリーダーシップをさらに前進させることにもつながるでしょう。」
Appleは、FCCに対し、超低電力(VLP)アプリケーションと呼ばれる用途でこの周波数を使用する許可を求めた数社のテクノロジー企業のうちの1社です。9to5Macは、このテクノロジー大手がこれを2つの方法で使用する可能性が高いと指摘しています。
まず、iPadを5G対応iPhoneにテザリングするなど、高帯域幅のモバイルホットスポットに最適です。これにより、iPadはmmW 5Gのはるかに高速な速度を最大限に活用できるようになります。
第二に、この高帯域幅リンクはAR/VRゴーグルをスマートフォンに接続するのに最適です。Appleは、通称Apple Glassesと呼ばれる独自のスマートグラスを開発中だと考えられています。