コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズは、9月28日締めの四半期におけるAppleに関する調査結果の分析を発表しました。調査グループの調査によると、iPhoneの米国でのインストールベースは2億400万台に達しました。CIRPはこの推定値を、推定平均販売価格(ASP)783ドルとAppleが公表したiPhoneの売上高から算出した、iPhoneの世界販売台数4,300万台と推定しています。

「Appleが米国で四半期当たりにiPhoneを新たに追加した台数は、過去6年間で最も少なかった」と、CIRPのパートナー兼共同創業者であるジョシュ・ロウィッツ氏は述べた。「四半期ベースおよび年間ベースともに、2012年にiPhoneの販売台数と販売終了の追跡を開始して以来、最低水準に減速した。この要因としては、初めてスマートフォンを購入する人の減少や、AndroidユーザーからiOSへの乗り換えの減少など、いくつかある。しかし、古いスマートフォンを長く使い続ける傾向は、販売終了していないiPhoneはすべてアクティブであり、Androidスマートフォンへの乗り換え候補にはならない。ただし、プラットフォームの乗り換えは両方向とも減少している。」
CIRP は、Apple が「その他の製品」としてグループ化しているデバイスも分析します。これには、Apple Watch、AirPods、ケース、Beats 製品、Apple TV、HomePod が含まれます。

「Apple TVはその他製品の中で最も人気が高く、現在の顧客の約4分の1が所有しています」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるマイク・レビン氏は述べています。「Apple TVは長年販売されているため、これほどの普及率を達成したことは驚くべきことではありません。Apple Watchは発売からわずか数年で、ほぼ同等の普及率となりました。AirPodsとHomePodは、普及率は低いものの、目に見える形で現れています。AirPodsは現在、Apple顧客の間で最も人気のあるBluetoothヘッドセットの1つですが、HomePodはApple顧客の間でも、Amazon EchoとGoogle Homeに後れを取っています。全体的に見て、その他製品セグメントのさまざまな製品は、インストールベースへの普及率が異なり、発売期間や各セグメントにおける競争の種類の違いを反映しています。」
CIRPは、2019年7月から9月の間に米国でiPhone、iPad、またはMacを購入した米国のApple顧客500人を対象に、2019年9月29日から10月10日にかけて調査を実施し、その結果を基にしている。