購読制のフィナンシャル・タイムズによると、アップルはオリジナルビデオコンテンツ部門を、ハリウッド映画業界で長い歴史を持つカルバー・スタジオに移転したいと考えているという。同スタジオにはテレビと長編映画の両方に適した13のサウンドステージがあるものの、アップルは主にオフィススペースを探していると記事は付け加えている。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社は、今後1年間でオリジナルコンテンツの調達と制作に約10億ドルの予算を計上しており、最大10本のテレビ番組を買収・制作する可能性がある。このテクノロジー大手が最初に検討している買収案件の一つは、ジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーン主演の、朝のテレビトーク番組を舞台にした注目のドラマだ。フィナンシャルタイムズによると、アップルはNetflixなどと競ってこの番組の権利を獲得しようとしているという。
カルバー・スタジオは、カリフォルニア州カルバーシティのウェスト・ワシントン・ブールバード9336番地にある映画スタジオです。サイレント映画のパイオニアであるトーマス・H・インスによって設立され、『風と共に去りぬ』、『アリー/ スター誕生』、 『インテルメッツォ』、『レベッカ』など、ハリウッド黄金時代の数々の名作がここで撮影されました。現在はハックマン・キャピタル・パートナーズが所有しています。