連邦自動車安全規制当局は、iPhoneのようなデバイスに「運転者モード」を搭載することを望んでいる。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、連邦自動車安全規制当局は、運転者の注意を道路上に留めるために、特定のアプリや機能を変更またはブロックするドライバーモードを追加するよう、アップル社やその他の携帯機器メーカーに求めている。

米国道路交通安全局は、米国人が運転中に使用しているスマートフォンやその他の機器による注意散漫に対する懸念が高まっていることから、この取り組みを導入している。

「スマートフォンは単なる通信機器ではなく、実に様々な用途に使える」と、運輸長官のアンソニー・フォックス氏はインタビューで述べた。「注意散漫は依然として問題だ。道路上であまりにも多くの人が亡くなり、負傷している」

ガイドラインは、アップルやサムスンなどのメーカーに対し、車両走行中の機能を制限しインターフェースを簡素化する将来のオペレーティングシステムを設計すること、そして運転中にドライバーがデバイスを使用していることを識別する技術を開発することを求めていると、ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。これにより、機能制限はドライバーのみに適用され、他の乗員には適用されないことになる。