news.com.auの報道によると、Cuscal社がApple社と締結した契約により、最大400万人のオーストラリア人がまもなくApple Payを利用できるようになる。Cuscal社は、カード決済およびアクワイアリングサービス、モバイル決済、不正防止、EFTスイッチ、ダイレクトエントリーなどの決済ソリューションを提供する独立系プロバイダーである。

オーストラリアの大手銀行がオーストラリア競争消費者委員会の調査でアップルと争う中、30以上の信用組合と中小銀行が本日、顧客がApple Payを利用できるようにすることを発表する。カスカルのマネージングディレクター、クレイグ・ケネディ氏は、この合意を発表するにあたり、大手銀行とアップルに対し、消費者の利益のために紛争を解決するよう求めた。
7月、オーストラリアの3大銀行(最大手のナショナル・オーストラリア銀行を含む)は、iPhoneに各行の電子決済アプリケーションをインストールするため、Appleとの共同交渉の承認を求めて、反トラスト規制当局に共同申請を提出した。
モバイル決済サービス「Apple Pay」を運営するAppleは、サードパーティ製の電子決済アプリをスマートフォンにインストールすることを許可していない。銀行は、反競争法違反の疑いをかけられることなく、Appleのスマートフォンへのアクセスについて共同で交渉できるよう努めている。
