イスラエル初のアップル直営店計画が頓挫

不動産開発・ショッピングモール運営のアズリエリ・グループは、米国アップル社との金銭面をめぐる交渉が決裂したため、テルアビブでの公式アップルストア開店計画を断念した。開店が実現すれば、同国におけるアップル初の直営店となるはずだった。

ハアレツ紙によると、アズリエリはアップルとアズリエリ・サロナ・タワーへの出店について交渉していたが、交渉の結果、アップルの提示した金銭的条件に同意しなかったという。2018年6月には、アズリエリ・モール・グループが、新設のアズリエリ・タワーにオープンするモールに、この家電大手のアップル初の店舗を開設する予備交渉を行っていたことが明らかになった。アズリエリ・センター(写真)は、テルアビブにある高層ビル群で、その麓には大型ショッピングモールが位置している。

ハアレツ紙によると、アップルはテルアビブのロスチャイルド大通りとエルサレムのマルチャモールへの出店も検討しているという。これらの交渉の進捗状況については何も発表されていない。