
ウォール・ストリート・ジャーナルの最近の報道によると、Appleは2017年にオリジナルテレビ番組への進出を開始する計画だという。Apple Musicの幹部ジミー・アイオヴィン氏は、今週末に開催されたテレビ批評家協会の冬季プレスツアーで記者団に対し、ストリーミング音楽サービスにテレビ番組を含める同社の計画について説明した。
アイオヴィン氏は、Apple MusicがSpotifyやPandoraと競合する、ありきたりな音楽サービスになってしまうことをAppleは懸念していると述べた。SpotifyやPandoraはどちらも、広告を視聴しても構わないユーザー向けに無料プランを提供している。Appleはテレビサービスを追加することで、「完全なポップカルチャー体験」を構築したいと考えている。
アイオヴィンは「サウスパークが私のオフィスに入ってきたら、あなたたちはミュージシャンじゃないなんて言わないよ。ポップカルチャーの核心を突くことは何でもやる。挑戦するよ」と語ったと伝えられている。
テレビ業界関係者の多くは、Apple社員のドクター・ドレーが主演するシリーズ「Vital Signs」が、Appleのテレビシリーズ第1弾になる可能性があると考えている。Appleはまた、「 Planet of the Apps」というリアリティ番組コンペティションシリーズや、有名人をゲスト司会者に迎える「Carpool Karaoke」の新バージョンも制作中と報じられている。