Apple、Dropbox、Evernote、Facebook、Google、LinkedIn、Microsoft、Yahoo! を含む政府監視改革連合(RGS)は、暗号化に関する新たな基本原則を発表しました。「強力な暗号化によるセキュリティとプライバシーの確保」と題されたその全文は、以下の通りです。
デバイスとサービスの強力な暗号化は、個人、企業、政府を含むユーザーの機密データを保護します。強力な暗号化はまた、世界中の表現の自由と情報の自由な流れを促進します。テクノロジー企業に製品やサービスに脆弱性を作り出すよう求めることは、ユーザーのセキュリティとプライバシー、そして世界の情報技術インフラを損なわせることになります。政府は、企業に製品やサービスにセキュリティ上の脆弱性を作り出すよう求めるようないかなる行動も避けるべきです。

個人情報や機密データがインターネット経由で送信され、クラウドや個人デバイスに保存されるケースがますます増える中、RGS(常識的な政府監視改革を推進するテクノロジー企業連合)は、強力な暗号化が極めて重要であると考えています。強力な暗号化は、ユーザーのプライバシー保護、強力なサイバーセキュリティの促進と実現、そして悪意のある行為や犯罪行為からの保護に役立ちます。
RGSは、世界中の政府指導者が国民の安全と安心を守る責任を負っており、捜査において電子通信やデータへのアクセスをますます求めていることを認識しています。しかしながら、RGSは、企業に対し、製品やサービスに意図的にセキュリティ上の脆弱性を組み込むことを要求する法律や規制を求める声には「謹んで反対」します。RGSは、プライバシー、表現の自由、そして法の支配という確立された規範と整合した常識的な解決策を模索するため、政策立案者と引き続き協力していくと表明しています。
改革政府監視グループは以前、次のように述べていました。
私たちは、法執行機関が犯罪解決、テロ防止、そして公共の保護に必要な法的権限、リソース、そして訓練を確実に備えていることを支持します。しかしながら、お客様のセキュリティとデジタル情報を守るためには、これらの要素を慎重にバランスさせる必要があります。私たちは、そのバランスをどのように実現するかについて、積極的に議論する用意と意欲を持っています。しかし、特定のセキュリティを他のすべてのセキュリティよりも優先させ、ネットワークとお客様の安全に意図しない悪影響をもたらすような取り組みについては、依然として懸念を抱いています。
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