Appleの特許は、CGR環境用の画像を作成するための「仮想オブジェクトキット」を示唆している

Appleが拡張現実(AR)/仮想現実(VR)技術に投資しており、AR/VRヘッドマウントディスプレイ「Apple Glasses」の開発に取り組んでいることはほぼ確実です。そして今、同社は「仮想オブジェクトキット」に関する特許(特許番号202000074749)を出願しました。

このキットは、コンピューター生成現実(CGR)環境用のオブジェクトを作成するために使用できます。CGR環境には、物理​​環境をシミュレートした仮想環境や、物理環境を改変した拡張環境などが含まれます。

Appleは、「これまでCGR環境を提供するデバイスのほとんどは、特定のオブジェクトの表現を効果的に提示することができませんでした。例えば、これまでCGR環境を提供するデバイスの中には、アクションに関連付けられたオブジェクトの表現を提示するのに適さないものもありました」と述べています。Appleは、CGRワールドに含めるための様々なアイテムをより簡単に作成できるようにしたいと考えています。

本発明の概要は以下のとおりです。「いくつかの実施形態では、方法は、特定の仮想オブジェクトタイプの仮想オブジェクトテンプレートのセットを含む仮想オブジェクトキットを取得することを含む。いくつかの実施形態では、仮想オブジェクトキットは複数のコンポーネントグループを含む。いくつかの実施形態では、複数のコンポーネントグループのそれぞれは、仮想オブジェクトの特定の部分に関連付けられている。 

いくつかの実施形態では、本方法は、仮想オブジェクトを組み立てるための要求を受信することを含む。いくつかの実施形態では、本要求には、複数のコンポーネント群のうち少なくとも一部からのコンポーネントの選択が含まれる。いくつかの実施形態では、本方法は、本要求に従って仮想オブジェクトを合成することを含む。

Apple は、仮想オブジェクト キットを統合する特許 (番号 20200073521) も申請中です。

「Apple Glasses」については、噂の信憑性によって今年、来年、あるいは2021年に登場予定です。動作にiPhoneを接続する必要があるかどうかは不明です。また、Apple GlassesにはカスタムメイドのAppleチップと「rOS」(リアリティ・オペレーティングシステム)と呼ばれる専用OSが搭載されるという噂もあります。