アップル、iPhoneの「360度画像表示」に関する特許を取得

Appleは、iPhone上で球状に撮影した画像を安定させる「360度画像表示」に関する特許(特許番号10,097,759)を取得した。

Appleは特許出願の中で、iPhoneのようなポータブルな広角画像撮影デバイスが市販されていることを指摘しています。これらのデバイスは360度撮影が可能で、2つ以上の広角ビデオストリームをつなぎ合わせて画像を出力します。 

2 つ以上の 360 度出力画像から組み立てられた結果のビデオ ストリームを使用すると、画像キャプチャ デバイスの方向が変わっても、キャプチャされたシーンの 360 度ビューを提供する球体内に視聴者を視覚的に配置したり、キャプチャされたシーン全体にアクセスできるようにしたりできます。 

iPhoneの向きが連続する画像間で変化すると、結果として得られる動画の視点が変化する可能性があります。Appleによると、特にデバイスが連続して撮影された画像間で3次元空間を移動している場合、視点の変化の一部またはすべてが望ましくない場合があります。このテクノロジー大手は、この問題を解決したいと考えています。

Appleによる発明の概要は次のとおりです。「画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた球面画像のストリームを安定化し、安定した球面ビデオシーケンスを生成する技術が開示される。キャプチャ中の画像キャプチャデバイスの回転は、画像キャプチャデバイスの移動とは無関係な方法で、1つまたは複数の任意の軸方向に補正することができる。」 

画像キャプチャデバイスの回転は、画像キャプチャデバイスの移動を考慮した上で、1つまたは複数の任意の軸方向に補正することもできます。例えば、アセンブルされた出力球面ビデオシーケンスは、画像キャプチャデバイスの移動に関係なく、シーンの水平線を一定の位置に保つように補正される(すなわち、「移動に依存しない」補正)。同時に、シーンのヨー角を画像キャプチャデバイスの3次元空間における移動方向に維持するように補正される(すなわち、「移動を考慮した」補正)。

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。