IDCの新しいレポートによると、EMEA(欧州、中東、アフリカ)の携帯電話市場では、2017年にスマートフォンの販売台数が2年連続で減少したが、Appleがシェアを伸ばした。
調査グループによると、スマートフォンの出荷台数は2016年の3億7,400万台から3億6,100万台にわずかに減少した。フィーチャーフォンの出荷台数は8.7%増加し、2億600万台となった。スマートフォン市場規模はドルベースでわずかに減少し1,090億ドルとなったが、ユーロベースでは2016年の1,010億ユーロから960億ユーロへと減少幅が拡大した。

しかし、Appleは厳しい市場の中で際立った存在感を示したと、IDC西ヨーロッパのシニアリサーチアナリスト、スザナ・サントス氏はコメントしている。プレミアムモデルのiPhone Xは11月に発売されたばかりだが、欧州市場におけるAppleの年間売上高を約43億ドル押し上げ、これはAppleの年間売上高の6分の1以上に相当する。
より裕福な西欧諸国での売上は、ドイツが際立っていたものの、全体的には横ばいであった。しかし、EMEA全体では、Apple iPhoneの出荷額はスマートフォン総出荷額の37.5%に上昇し、年間5,700万台のiPhoneが販売された。これは、2016年の市場価値の34.2%、5,480万台のiPhoneから増加している。
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