Recode の報道によると、Apple は、古いデバイスの処理速度を低下させる同社の慣行をめぐる論争「バッテリーゲート」を受けて、以前に新しい iPhone バッテリーを購入した顧客にリベートを提供するかどうかを検討しているという。
ハイテク関連商務委員会を率いるジョン・トゥーン上院議員は先月、アップルに対し書簡でこう質問した。「アップルは、性能回復のために交換用バッテリーの正規価格を割引なしで支払った消費者が、購入価格の一部払い戻しを求めることを認めるべきかどうか検討したことがあるか?」

これに対し、iPhone大手の南北アメリカ地域公共政策担当副社長シンシア・ホーガン氏は、本日発表した回答の中でトゥーン氏にこう答えた。「はい、検討中です。適宜、お知らせします。」
Appleは、「バッテリーゲート」問題に関して、バッテリー性能の不安定さを補うために旧型iPhoneの速度を低下させたことに関して、顧客への謝罪文を公開した。このテクノロジー大手は、iPhone 6以降の機種をお持ちのユーザーに29ドルの交換バッテリーを提供する。50ドルの割引となるこの割引は、2018年1月下旬から12月まで実施される。Appleはまた、バッテリーの性能が低下し始めた際にユーザーに通知できるよう、iOSにバッテリーの状態に関する情報を追加する予定だ。