カナリスの調査グループは、2018年第1四半期にヨーロッパで販売された新車の46%、米国で販売された新車の52%にAppleのCarPlayとAndroid Autoが搭載されていると推定している。
CarPlay は iPhone 5 以降のモデルと互換性があり、車のタッチスクリーンで iPhone インターフェイスを使用する簡単な方法を提供し、ユーザーは Siri 音声コントロールのほか、Apple マップ、Apple ミュージック、電話、メッセージ、さまざまなサードパーティ製アプリにアクセスできます。

ITやAndroid Autoなどのスマートフォンミラーリングソリューションは、2018年に何百もの車種の主要機能となりました。フォード、GM、グループPSA、ホンダ、フォルクスワーゲンなどの主要な自動車OEMメーカーは、標準またはオプション機能としてこの機能を搭載した新車販売の割合が最も高くなっています。
これらのソリューションを提供するほとんどの自動車ブランドは、CarPlayとAndroid Autoの両方を提供しており、ドライバーはスマートフォンに応じてソリューションを選択します。BMWグループは大きな例外で、BMWとMiniの車両にはApple CarPlayは搭載していますが、Android Autoは搭載していません。
これらのソリューションは、地図、音楽、オーディオブック、ポッドキャスト、コミュニケーションなどの主要なスマートフォンアプリケーションを、車載ディスプレイ上の使い慣れたユーザーインターフェース(UI)に表示します。さらに、音声アシスタントが統合されているため、ディスプレイに触れる必要性が大幅に軽減されます。
「私たちはスマートフォンに大きく依存していますが、運転中は触れないようにしなければなりません。これまであまり使われていなかったディスプレイにスマートフォンアプリをミラーリングすることで、ドライバーは使い慣れたユーザーインターフェースで、スマートフォンのメディアコンテンツやアプリを車内で簡単に操作できるようになります」と、Canalysのチーフアナリスト、クリス・ジョーンズ氏は述べています。「音声は長年、高級車ではほとんど使われてはいませんでしたが、利用可能なUIでした。しかし、スマートフォン、スマートスピーカー、テレビに搭載されるAI音声アシスタントの台頭、そしてAppleのSiri、Google Assistant、AmazonのAlexaといった同様のアシスタントが現在多くの車で利用可能になっていることで、安全に機能を操作する音声の使い方は変化するでしょう。」
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