アップルの企業秘密を盗んだとして別のアップル社員が逮捕される

NBCベイエリア捜査ユニットの報道によると、FBIは6か月間で2度目、アップル社に勤務する中国人を同社の秘密の自動運転車プログラムに関する企業秘密の窃盗を試みたとして告発している。

記事によると、今週公開された連邦刑事告発書によると、アップルは別の従業員がエンジニアのジジョン・チェン氏が機密性の高い作業スペースで写真を撮っているのを目撃したと報告したことから、チェン氏への調査を開始したという。報道によると、チェン氏はアップル・グローバル・セキュリティの従業員に自身のパソコンの捜索を許可し、マニュアル、回路図、図面などを含むアップルの知的財産を含む数千ものファイルが発見されたという。 

NBCベイエリアによると、アップルはチェン氏が最近、中国の自動運転車メーカーに応募したことを知ったという。アップルがFBIに提供したチェン氏のコンピューターで見つかった写真には、アップルが設計した自動運転車用の配線ハーネスの組立図が写っていた。

カリフォルニア州北部地方裁判所に提出された書類によると、FBIは昨年7月、元アップル社員のシャオラン・チャン氏を企業秘密窃盗の罪で起訴した。オークランド在住の犯罪記者ヘンリー・K・リー氏のツイートによると、チャン氏は育児休暇中にアップルから秘密文書を持ち出し、妻のノートパソコンにデータを保存したと当局に告げたという。 

彼は北カリフォルニア連邦地方裁判所で企業秘密窃盗の罪で起訴された。起訴された企業秘密はAppleの自動運転車研究に関するもので、張氏はそれを新たな雇用主である中国に拠点を置くXMotorsに渡すつもりだったようだ。