8K iMac?今年は無理かも(でも2020年までには出るかも)

AppleのディスプレイサプライヤーであるLGは2015年にプレスリリースで、Appleが同年後半に8K iMacをリリースすると発表しました。しかし、実際にはリリースされず、おそらく今年もリリースされることはないでしょう。しかし、2020年までにはリリースされる可能性はあります。

Appleは2014年に5Kディスプレイ(解像度5120 x 2880ピクセル)を搭載したiMacを発表しました。現時点では、Appleがさらに高解像度のオールインワンをリリースする意味は薄いでしょう。

LGの8Kディスプレイ技術は「クアッド・ウルトラ・ハイ・デフィニション(Quad Ultra-High Definition)」と呼ばれ、解像度は7,680 x 4,320ピクセルです。これは4Kスクリーンの2倍の解像度、4倍のピクセル数です。しかし、このようなスクリーンを搭載したiMacに一体何の意味があるのでしょうか?Strategy Analyticsリサーチグループのレポートによると、米国の家庭の50%が4Kテレビを所有するまでには、まだ数年かかる見込みです。

はい、8K解像度はデジタルテレビやデジタルシネマにおける最高の超高精細テレビ(UHDTV)解像度です。しかし、製品を「将来性」のあるものにすることと、少なくとも1~2年は実用化されない将来性を備えたものにすることの間には、大きな隔たりがあります。 

しかし、いずれは実現するでしょう。ただし、8K iMacやAppleの8Kディスプレイは安くはありません(LGは88インチの8Kテレビをプレビューしましたが、価格は10万ドルを超えると予想されています)。Juniper Researchは、8Kスマートテレビの出荷台数が2020年から2021年の間に3倍以上増加し、予測期間末までに年間40万台を超えると予測しています。また、Dellは31.5インチの8K IPSコンピューターディスプレイ「UP3218K」を販売しています。価格は5,000ドルなので、Appleの8K製品もおそらくその価格帯、あるいはそれ以上になると予想されます。

8K ディスプレイが普及するまでにはおそらく数年かかるでしょうが、近い将来に Apple などの企業が 8K ディスプレイを販売するのを見ても驚かないでください。