Appleは、iPhone、iPad、Apple Watchのタッチフィードバックを改善することを目的として、「触覚出力を生成するデバイス、方法、およびグラフィカルユーザーインターフェース」に関する特許（特許番号9,753,541）を取得しました。
Appleは特許出願において、近年、コンピュータやその他の電子計算機器の入力デバイスとしてタッチセンサー式の表面が使用されるケースが大幅に増加していると指摘しています。触覚（つまりタッチ）フィードバックは、通常、視覚フィードバックや音声フィードバックと組み合わせて使用され、ユーザーインターフェースやユーザーインターフェースオブジェクトの操作をより効率的かつ直感的にし、電子機器の操作性を向上させるために用いられます。
しかし、Appleは、同じジェスチャーに対して異なる触覚フィードバックを提供するアプリはユーザーにとって操作が煩雑になり、意図しない操作につながる可能性があると述べています。デバイスが意図しない操作を行った場合、ユーザーはその操作をキャンセルし、再度入力する必要があります。
これらの操作は面倒で退屈です。さらに、意図しない操作を元に戻したり、再度入力したりするには必要以上に時間がかかり、エネルギーの無駄になります。この後者の考慮は、バッテリー駆動のデバイスでは特に重要です。Appleは、触覚フィードバックを提供するためのフレームワークが望ましいと述べています。
同社による発明の概要は以下のとおりです。「電子デバイスは、第1のソフトウェアアプリケーション用のユーザーインターフェースを表示する。このユーザーインターフェースは、アプリケーション非依存モジュールによって提供される複数のユーザーインタラクションモデルからユーザーインタラクションモデルが割り当てられた複数の要素（第1のユーザーインタラクションモデルが割り当てられた第1の要素を含む）を含む。これらの複数の要素は、第1のソフトウェアアプリケーション用のアプリケーション固有モジュールによって提供されるコンテンツを有する。第1のユーザーインタラクションモデルは、ユーザーインターフェースが第1の要素への入力にどのように応答するかを定義する。デバイスは第1の要素への入力を検出し、入力の特性に基づいてユーザーインターフェースを更新する。入力が第1のユーザーインタラクションモデルによって指定された触覚出力基準を満たす場合、デバイスは入力に対応する第1の触覚出力を生成し、満たさない場合、デバイスは第1の触覚出力の生成を中止する。」
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。
