The Informationによると、かつてAppleのSiri開発チームを率いていたビル・ステイシオール氏がAppleを退社し、Microsoftの技術担当副社長に就任し、最高技術責任者(CTO)のケビン・スコット氏に直属することになった。記事によると、Microsoftでは同氏が人工知能(AI)グループを率いるという。

2月には、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)の開発者2人がAppleを去った後、2012年にAmazonからSiriの責任者として引き抜かれたステイシオール氏が、音声アシスタントグループの責任者ではなくなったと報じられた。ステイシオール氏は以前はAmazonのA9検索部門に所属していた。ステイシオール氏は、Siriの共同創設者であるアダム・チェイヤー氏とダグ・キットラウス氏の退任後、2012年にAppleにSiriの責任者として入社した。
The Informationによると、 2月に行われたこの変更は 、Appleの機械学習・AI戦略担当上級副社長であるジョン・ジャンナンドレア氏による「Appleの音声アシスタントを担当するグループに、自身の特徴をより強く打ち出す」取り組みの一環だという。記事によると、ジャンナンドレア氏のチームは現在、Siriが数年にわたって行ってきた短期的な段階的なアップデートではなく、長期的な研究に重点を置いているという。
2018年7月、これまでソフトウェアエンジニアリング責任者のクレイグ・フェデリギ氏が監督していたSiriのリーダーシップをジャンナンドレア氏が引き継ぐことが発表された。