AppleInsiderの報道によると、保険会社ステートファームは、2016年にウィスコンシン州で発生した住宅火災の原因は欠陥のあるiPhone 4Sにあるとして、アップルを相手取って訴訟を起こした。ステートファームの訴訟では、火災に関連して7万5000ドル以上の損害を被ったザイ・タオ氏を共同原告として挙げている。
訴状によると、彼は2014年にiPhone 4Sを購入し、それが2016年4月1日に故障し、ウィスコンシン州セントクロワ郡の西郊にある小さな郊外都市ニューリッチモンドの彼女の自宅で火災が発生した。

ステートファームによると、火災の原因は内部の故障であり、当時他に発火源となる可能性のあるものはなかったという。訴状によると、タオ氏は新品のiPhoneを受け取っており、スマートフォンに手を加えてはいなかったという。
Appleが「爆発」した携帯電話をめぐって訴えられたのは今回が初めてではない。ロサンゼルスを拠点とする法律事務所、グスタフソン・ニコライは、同様の事例で2件の訴訟を起こしている。両訴訟とも、「iPhone 6が過熱、爆発し、原告らの身体に重度の火傷、その他の傷害や苦痛を引き起こしたことに関する一般的過失および製造物責任」を
主張している。訴訟では、賃金損失、財産使用不能、入院および医療費、精神的・情緒的苦痛、一般的損害、財産的損害、収入能力の喪失などに対する損害賠償を求めている。両訴訟において、原告らは懲罰的損害賠償と懲戒的損害賠償を求めている。