Appleは、今春リリース予定のiOS 11.3で、モバイル位置情報サービス「AML(Advanced Mobile Location)」をサポートすると発表しました。この技術は、緊急通報の際に、遭難者の正確な位置情報を緊急サービスに直接送信するために使用されます。

欧州緊急番号協会(EENA)は、Appleの「人々の安全と命を救うという偉大な功績」を称賛しました。「AMLがスマートフォンで既に運用されている国では、この技術のおかげで多くの命が救われました。そのため、今回のiOSアップデートは、救急・救助サービスの日常業務に大きな改善をもたらすと、AMLの運営団体は付け加えています。」
遭難者がAML(Anti-Malware Protection)対応のスマートフォンで緊急サービスに通報すると、スマートフォンは自動的に位置情報サービスを起動して位置情報を特定し、その情報をSMSで緊急サービスに送信します。このサービスは、その時点でより適切なGNSSまたはWi-Fiのいずれかを使用します。