ロイター通信によると、フィンランドのノキアは、アップルと共同開発したデータセンターネットワーク用のツールセットを発表した。5Gや機械学習技術の導入に伴うトラフィック増加に企業が対応できるよう支援する。
「過去2年以上にわたり、当社は(アップルの)要件を理解するために緊密に協力してきました」とノキアのIPおよび光事業担当最高技術責任者、スティーブ・フォーゲルサング氏は同誌に語った。

ノキアの新ツールは、アマゾン、アルファベット傘下のグーグル、マイクロソフト、フェイスブックなど、ハイパースケーラーと呼ばれる大規模データセンターを運営する企業を支援するために設計されている。ロイター通信によると、これらの製品は、企業がリソースを迅速に拡張するのに役立つという。
アップルはデンマークのヴィボーにある自社のデータセンターにノキアの新システムを導入する予定。
Synergy Research Groupによると、ハイパースケールデータセンターの数は現在500を超え、150以上の新規施設が建設中とのことです。2019年第1四半期から第3四半期にかけて、ハイパースケール事業者によるデータセンターのハードウェアおよびソフトウェアへの支出は全体の33%を占め、2017年の26%、2015年の15%から増加しました。