iOS 9を使い始めて3ヶ月になりますが、iOSエクスペリエンス全体をより快適にしてくれる、一見些細な機能がいくつかあります。さっそく、私のお気に入り9つをご紹介します。

1) iCloud Driveアプリ
ついに、iOSにファイルシステムが備わったかのような感覚になりました。iCloudに書類を保存している場合、スイッチを切り替えるだけでホーム画面にiCloud Driveアプリを表示できるようになりました。「設定」>「iCloud」>「iCloud Drive」と進み、「ホーム画面に表示」ボタンがオン(緑色)になっていることを確認してください。iCloud Driveアプリのアイコンをタップすると、Macで作業しているような感覚を味わえるフォルダとファイルのアイコンが表示されます(上の画像を参照)。

2) iPadのSplit View
これのおかげで、11月にはiPad Air 2とMacBookを売って、iPad Proを生産性向上のためのラップトップとして使えるようになると確信しました。SafariとPagesといった2つのアプリを並べて使うときに、iPad Proは驚くほど便利だと感じています。iPad版のMicrosoft WordとExcelがアップデートされたばかりで、上のスクリーンショットはそこから得たものです。

3) 設定の検索
地元のコミュニティカレッジでiOSのクラスを教えていると、よく聞かれる質問の一つが「XYZの設定はどうやって見つければいいの?」です。確かに設定項目はたくさんあり、操作に慣れていないと必要な設定を見つけるのに非常に長い時間がかかることがあります。そこで、設定サイドバーの上部に便利な検索フィールドが追加されました。探している設定項目の文字をいくつか入力するだけで、設定候補の一覧が表示されます。設定項目をタップするだけで、変更したい項目にすぐに移動できます。

4) トラックパッドになるiPadキーボード
iPad ProをMacBookの代替として選んだもう一つの決め手はこれです。iPadのiOS 9キーボードに2本指を置いて文字が消えるまで待つと、キーボードがトラックパッドのように機能します。その後は、MacBookのトラックパッドと同じように、指でテキストをハイライトできます。

5) iPadのピクチャーインピクチャー
メモを取るのにとても便利な方法ですね!例えば、Appleの基調講演を視聴していて、話されている内容をメモしたいとしましょう。特定のアプリ(Safariで再生されている動画も含む)で動画をタップするだけで、PIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)ボタンが表示され、動画を小さなウィンドウに縮小表示して画面上でドラッグできるようになります。

6) より使いやすく、より高速なアプリスイッチャー
新しいアプリスイッチャーが気に入っています。以前のiOSバージョンと同じように、ホームボタンを2回押すと現在起動中のアプリを確認できます。でも、今では本をめくるのと同じくらい簡単に、目的のアプリを見つけることができます。さらに嬉しいことに、上の画面の下部に「Safari」の通知が表示されていますね。デバイス間のHandoffの通知がアプリスイッチャー画面の下部に表示されます。タップ1つで、もう一方のデバイスで何が起動しているか確認できます。

7) 写真アプリでの高速ナビゲーション
写真アプリで写真を開くと、画面下部に新しいスクローラーが表示されます。これを左または右にスワイプすると、写真が瞬時にスクロールします。特定の写真を見つけるのがはるかに速くなります。

8) 連絡先に素早く連絡する方法
Spotlightでは、連絡先を検索してすぐにFaceTime、メッセージ、電話のボタンを表示する新しい方法も提供しています。ボタンをタップするだけで、数秒で連絡先にアクセスできます。

9) スライドオーバー
Split Viewは確かに素晴らしいですが、iOS 9のベータテスト中にさらに便利だと感じたのは、スライドオーバーです。対応アプリであれば、画面右側から小さなパネルをスライドさせて別のアプリをちらりと見ることができます。Safariでカレンダーの日付を探したり、Pagesで写真を撮って挿入したりしたい時などに便利です。
これら以外にもたくさんの情報がありますので、今週は Apple World Today に注目して、さらに役立つヒントや初公開情報を入手してください。