Appleは、噂されていた拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Apple Glasses」に関する新たな特許(特許番号20200326777)を出願しました。この特許は「光の動きを検知する視線追跡装置」に関するものです。
これは、HMDにおける光を利用した視線追跡のための方法と装置に関するものです。視線追跡カメラで撮影されたユーザーの眼球画像を解析することで、光(ユーザーの眼球を照らす光源の角膜反射)と瞳孔を検出できます。光は特定の光源と照合されます。

光と光源のマッチングを用いて眼の角膜中心を特定し、瞳孔中心を決定します。角膜中心と瞳孔中心から眼の光軸を再構成し、さらに光軸とユーザーの眼の3Dモデルから視軸を再構成します。そして、視軸とHMDの3Dモデルに基づいて、ディスプレイ上の注視点を決定します。
Apple Glassesに関しては、噂の信憑性にもよりますが、来年か2022年に登場予定です。ヘッドマウントディスプレイになるかもしれませんし、「普通の」メガネのようなデザインになるかもしれませんし、あるいは両方になるかもしれません。Apple GlassesはiPhoneに接続して動作させる必要があるかもしれませんし、そうでないかもしれません。他の噂では、Apple GlassesにはカスタムメイドのAppleチップと「rOS」(リアリティ・オペレーティングシステム)と呼ばれる専用オペレーティングシステムが搭載される可能性があると言われています。
(デニス・セラーズは1996年からApple業界を取材しています。「Apple World Today」に加え、フリーランスのライティング/編集サービスも運営しています。後者についてさらに詳しく知りたい方は、[email protected]までメールでお問い合わせください。)