インドにおけるアップルのiPhone販売は前年比78%増

カウンターポイント社のマーケットモニターサービスによる最新調査によると、インドのスマートフォン出荷台数は2020年第1四半期(Q1)に前年同期比4%増の3,100万台強にとどまりました。しかし、この数字はiPhoneにとって非常に好材料でした。

Appleは、iPhone 11の好調な出荷と、FlipkartやAmazonなどのプラットフォームにおける複数回の値引きにより、前年比78%増の力強い成長を遂げました。超高級品セグメント(45,000ルピー超、約600ドル)では、55%の市場シェアを獲得し、トップブランドとなりました。

カウンターポイント社によると、インドにおける1月と2月のスマートフォン出荷台数は、新製品の発売と積極的なプロモーションにより前年同期比で増加しました。しかし、3月はCOVID-19の流行により前年同期比で19%の大幅な減少となり、四半期全体の成長率はわずか4%にとどまりました。 

インド政府は3月最終週から全国的なロックダウンを実施し、5月3日まで継続されます。回復の兆しは第3四半期以降に見られる可能性が高いでしょう。そのため、カウンターポイント社は、スマートフォンの出荷台数が通年で10%減少すると予測しています。