AppleがRE100に加盟、サプライヤーへのクリーンエネルギー誓約を発表

Appleは、世界的な再生可能エネルギーイニシアチブであるRE100に加盟し、全世界で100%再生可能エネルギー化を目指すというコミットメントを再確認するとともに、製造サプライチェーンへのクリーンエネルギー導入を推進するこのイニシアチブとの連携を誓約しました。RE100は、100%再生可能エネルギー化を目指す影響力のある企業が協力するグローバルイニシアチブであり、再生可能エネルギーの需要と供給を大幅に拡大することを目指しています。

Appleの環境・政策・社会イニシアチブ担当副社長リサ・ジャクソン氏は本日、ニューヨーク市で行われた気候週間での講演の中でこの加盟を発表し、同社のクリーンエネルギー目標に向けたさらなる進捗状況について語った。 

「Appleは100%再生可能エネルギーでの事業運営に注力しており、同じ取り組みに取り組む他の企業と肩を並べられることを嬉しく思います」と彼女は述べた。「製造サプライチェーンへの再生可能エネルギー導入を推進するために、業界をリードする取り組みを皆様と共有できることを大変嬉しく思います。また、RE100とのパートナーシップを通じて、世界中のクリーンエネルギー政策を推進していくことを楽しみにしています。」

Appleはすでに、米国、中国、その他21カ国における事業活動の電力を100%再生可能エネルギーで賄っています。2015年には、全世界の事業活動の93%を再生可能エネルギーで賄いました。

AppleのサプライヤーであるLens Technologyが先月発表したクリーンエネルギーへの取り組みに続き、iPhone用アンテナバンドをAppleに供給しているSolvay Specialty Polymersも新たな取り組みを発表し、Apple製品の製造工程すべてを100%再生可能エネルギーで賄うことを約束しました。これは2018年末までに8カ国14の製造施設で実施される予定です。

Appleのアルミ筐体サプライヤー最大手の1社であるCatcher Technologyも、2018年末までにApple製品の製造に100%再生可能エネルギーを使用することを目標としており、これにより年間約60万トンの排出量削減が見込まれます。Appleサプライヤー各社のこれまでのコミットメントを合わせると、2018年末までにApple製品の製造に使用されるクリーンエネルギーは年間15億キロワット時を超え、これは中国の100万世帯以上の電力消費量に相当します。