Appleは「スキャン深度エンジン」に関する2つ目の特許(特許番号9,898,074、最初の特許番号は20170205873)を申請しました。この発明が実現すれば、Macは物体の光学画像を処理することで、物体の3Dプロファイルを生成できるようになります。
3Dオブジェクト用のコピー機のようなものと考えてください。また、Mac、あるいはApple TVで再生されるゲームやエクササイズビデオを操作できる、ポータブルなKinectデバイスのようなものでもあります。

この種の3Dプロファイルは、3Dマップ、深度マップ、深度画像とも呼ばれ、3Dマッピングはデプスマッピングとも呼ばれます。深度マップは、インタラクティブゲーム、3Dコンピュータグラフィックスにおける照明による影の作成、人間の皮膚などの半透明素材の半透明特性をシミュレートしてリアリティを高めるなど、様々な用途に使用できます。
Appleによる発明の概要は以下のとおりです。「マッピング装置は、光パルスからなるビームを発射する送信機と、所定のスキャン範囲内でシーン全体をスキャンするように構成されたスキャナとを備える。受信機は、シーンから反射された光を受信し、シーン内の点間のパルスの飛行時間を示す出力を生成する。プロセッサは、スキャナを制御してビームをスキャン範囲内の選択されたウィンドウ上にスキャンさせ、受信機の出力を処理してシーンの選択されたウィンドウ内の部分の3Dマップを生成する。」(Appleによる発明の概要)
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。