Appleは「調整可能なフィードバックを備えたキーボード」に関する特許（特許番号20200303140）を取得しました。これは、ユーザーが入力中にキーボードの感触と「移動距離」を調整できる将来のMac用キーボードを示唆しています。このようなキーボードは、触覚（タッチ）フィードバックも提供するでしょう。
特許データの中で、Appleは、自社のようなデバイスメーカーは、幅広いエンドユーザーにとって快適で効果的な製品の開発に努めているものの、ほとんどのキーボードやインターフェースデバイスは、実際に使用してみると、その感触や音は実質的に変化しないと述べています。エンドユーザーやサードパーティの販売業者は、これらの要素をカスタマイズしたり、制御したりすることがほとんど不可能です。
あるユーザーにとって快適で満足のいくフィードバックと感じられるものが、別のユーザーにとっては全く不十分（例えば、ノイズが多すぎる、固すぎる、または柔らかすぎる）と感じられることもあります。消費者は、他の点ではニーズを満たしているデバイスにおいて、キーボードに関して妥協したくないと考えています。Appleは、電子機器におけるキーボードおよび関連入力デバイスの実装には、様々な改善が必要だと述べています。
Appleによる発明の概要は次のとおりです。「キーボード、入力デバイス、および関連システムには、キーキャップとアクチュエータを備えたキー機構が含まれており、これらのアクチュエータはユーザー入力に応じて調整可能なフィードバックを提供します。アクチュエータは、ユーザー入力に応じて可変の触覚力または可聴フィードバックを提供するように制御可能です。エンコーダは、キーキャップが押された時間経過に伴う位置または相対位置を変換することができ、アクチュエータに信号が送られることで、キーキャップの移動位置に対応するフィードバックがアクチュエータから提供されます。」
「フィードバック機能は、キーキャップの位置、操作時間、速度、ユーザーのID、その他の要因に基づいて、キーキャップの感触や音を変化させることができます。これにより、キーボードや関連入力デバイスの感触や音を電子的に調整することができ、効率的なテスト、ユーザーのカスタマイズ性の向上、フィードバックモードの拡張が可能になります。」
