将来のiPadはApple Pencilをワイヤレスで充電できるようになるかもしれない

Appleは「静電容量式ワイヤレス充電システム」に関する特許(特許番号11,061,490)を取得しました。これは、将来のiPadでApple Pencilをワイヤレス充電できるようになることを示唆しています。

特許について

現在、第2世代Apple Pencilを充電するには、タブレット上部中央の磁気コネクタに接続する必要があります。この方法の問題点は、Pencilが外れやすいことです。

(Apple Pencil を iPad の Lightning コネクタに接続します。Apple Pencil に付属の Apple Pencil 充電アダプタを使用して、USB 電源アダプタで充電することもできます。)

Appleの新しい特許におけるアイデアは、ワイヤレス電力送信装置(iPad)がワイヤレス電力受信装置(Apple Pencil)にワイヤレスで電力を送信するというものです。受信装置はワイヤレスで送信された電力を受信し、その電力を使って内部バッテリーを充電し、受信装置内のコンポーネントに電力を供給します。

特許の概要

特許の概要は次のとおりです。「ワイヤレス電力伝送システムは、タブレットコンピュータなどのワイヤレス電力送信装置と、コンピュータスタイラスなどのワイヤレス電力受信装置とを含むことができる。ワイヤレス電力送信コンデンサ電極は、タブレットコンピュータに形成されることができる。ワイヤレス電力受信コンデンサ電極は、コンピュータスタイラスに形成されることができる。送信コンデンサ電極は、900MHz以上の周波数の駆動信号によって駆動され、ワイヤレス電力を生成することができる。」 

「ワイヤレス電力は、近接場容量結合を介して、スタイラス上の送信コンデンサ電極から受信コンデンサ電極へ伝送される。送信コンデンサ電極と受信コンデンサ電極はそれぞれ、誘電体基板上に導電パターンを備えることができる。導電パターンは、コンデンサ電極間の容量結合効率を最大化し、ひいてはワイヤレス電力伝送システムのエンドツーエンドの充電効率を最大化するために、蛇行した経路を辿ることができる。」