将来のAirPodsとAirPods Proは、ユーザーの動きに合わせてオーディオ出力をより適切に調整できるようになるかもしれません。Appleは「ポーズ検出機能付きワイヤレスイヤホンシステム」に関する特許（特許番号10,715,902）を取得しました。
特許データによると、Appleはイヤーバグによって動きの自由度が向上すると述べています。Appleは、AirPodsとAirPods Proがユーザーの行動や動きに関する情報を収集し、それに応じて音量を調整できるようにしたいと考えています。例えば、ユーザーが電話に出ているのか、ヨガのストレッチをしているのか、激しい運動をしているのかに応じて音量を調整するといったことが考えられます。
発明の概要は次のとおりです。「イヤホンには、ユーザーの動き中に加速度計の測定値などの方向情報を収集するセンサーが搭載される場合があります。ホスト電子デバイスは、イヤホンと無線通信し、ユーザーにコーチングとフィードバックを提供しながら、頭部運動ルーチンやその他のエクササイズルーチンのパフォーマンスを評価するイヤホンシステムの一部を構成する場合があります。」
動作中、イヤホンは、イヤホンに関連付けられた基準フレームなどの第1基準フレームで加速度計データを収集し、回転行列を用いて、第1基準フレームのデータを、地球に対して固定された向きを持つ中立基準フレームなどの第2基準フレームに回転させることができます。中立基準フレームのデータは、ユーザーの頭部姿勢ルックアップテーブルを用いて分析され、測定されたユーザーの頭部の位置をそれぞれのユーザーの頭部姿勢に対応するものとして分類することができます。
