FileMaker、カスタムApp作成のための強化された統合プラットフォームをリリース

Apple の完全子会社である FileMaker, Inc. は、ビジネス チーム向けのカスタム App を作成、共有、実行するために必要なものがすべて含まれたカスタム App プラットフォームの最新バージョンである FileMaker 16 プラットフォームをリリースしました。 

FileMaker 16 プラットフォームには、「チームがビジネス上の問題を迅速かつ容易に解決するのに役立つ強力で洗練された新機能が満載です」と、FileMaker 社のワールドワイド マーケティング担当副社長であるアン・モンロー氏は述べています。これらの機能強化により、ユーザーは iPad、iPhone、Windows、Mac、Web で動作する優れたアプリを作成できるとモンロー氏は付け加えています。

FileMaker 16 プラットフォームでは、スクリプトによるアニメーションとトランジションが追加され、FileMaker Go アプリでカスタム App を操作する際の視覚的なヒントを提供します。FileMaker Go アプリの署名キャプチャ機能が強化され、iPad や iPhone でも紙の書類と同じように文書に署名できるようになりました。

FileMaker 16 プラットフォームでは、FileMaker Pro で強化された cURL オプションと定義済みの JSON 関数を使用して、他の Web サービスやアプリケーションとデータを交換できます。新しいレイアウトオブジェクトウインドウには、レイアウト内のすべてのオブジェクトの階層リストが表示されます。Monroe 氏によると、これにより、オブジェクトセット全体をグループ解除することなく、オブジェクトに変更を加えることが容易になります。

FileMaker WebDirect 経由でアクセスするカスタム App は、最大 500 名のユーザが同時に使用できるようになり、チーム全体でのデータ共有が容易になります。FileMaker 16 プラットフォームは、サードパーティの認証プロバイダを利用する OAuth 2.0 により、認証情報の管理を簡素化し、カスタム App のセキュリティと安全性を向上させます。既存の Amazon、Google、または Microsoft Azure アカウントの認証情報を使用して、FileMaker ベースのカスタム App にログインできるようになりました。

FileMaker 16 プラットフォームの価格は、最大5ユーザーまで年間888ドルからとなります。デモ版をダウンロードいただけます。