Apple、Siriの「インテリジェントリスト読み上げ」機能を検討

Appleは、新しい特許出願(特許番号20190147880)からもわかるように、同社のパーソナルデジタルアシスタントSiriに「インテリジェントリスト読み上げ」機能を検討している。

特許出願において、Appleは、デジタルアシスタントとのインタラクションは通常、音声ベースで行われると指摘しています。つまり、ユーザーが音声でリクエストを伝えると、デジタルアシスタントがそのリクエストを満たす音声応答を返すというものです。しかし、Appleは、デジタルアシスタントとの直感的で自然な音声ベースのインタラクションを実現することは難しい場合があると述べています。 

例えば、音声応答には情報が少なすぎたり多すぎたりすることがよくあります。さらに、音声応答は遷移がぎこちなく、ユーザーに非生産的なフォローアップを強いる可能性もあります。これはユーザーエクスペリエンスに影響を与え、デジタルアシスタントの普及を阻害する可能性があります。Appleは、Siriが生成する音声応答が「ユーザーの音声によるリクエストの具体性に基づいてインテリジェントに構築される」ことを望んでいます。

発明の概要は以下のとおりです。「インテリジェントなリスト読み上げを実行するインテリジェント自動アシスタントを操作するためのシステムおよびプロセスが提供される。一例のプロセスでは、複数のデータ項目に関連付けられた音声によるユーザー要求が受信される。このプロセスは、音声によるユーザー要求の具体性の程度が閾値レベル未満であるかどうかを判定する。音声によるユーザー要求の具体性の程度が閾値レベル未満であると判定されたことに応じて、音声によるユーザー要求に関連する1つ以上の属性が判定される。 

「1つ以上の属性が、音声ユーザーリクエストにおいて定義されていません。さらに、音声ユーザーリクエストと1つ以上の属性に基づいて、データ項目のリストが取得されます。データ項目のリストのサブセットを含む音声応答が生成され、提供されます。」

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。